不登校からの数か月後に学校から提案された内容は
全ての生徒が下校した後に、私と先生が一対一で勉強を教えてあげるというものでした。
これで出席扱いにする特別処置だったそうです。
結果的に有志の先生2人と担任教師の3人で交代に指導してくれました。
勿論学校はタダでこんなことはしてくれません。
私が無気力に数ヶ月を過ごしている間、私の親がずっと動いてくれていたのでした。
この親の行動の詳細ですが後々聞いた話にはなりますが多い時には一週間に4回も校長先生と対談を行っていたとの事です。本当にこの母親の行動には感謝しかありません。
【虐め】は“虐められている子”が悪いのではりません。絶対に100%違います。
これは虐められている本人にも保護者の方にも伝えたい事です。
そして“虐めている子”が100%悪いのかというとそうでもないのです。
まだ道徳的・人間的に幼い中学生にはどうしても起こってしまうことなんです。
しかし、だから許されるわけではなくそれをいかに無くすかが学校に求められる部分です。
勿論学校だけではなく保護者や社会全体で考える問題なのですが、学校という見えない閉鎖空間では学校に託すほかないのです。
だからこそ母親はしっかりとした道徳指導などを求めてきたのですが、叶うことなくいきついた結論が夜間登校になったとのことです。
その前に実は不登校になって夜間登校に至るまで【学校側が守るからもう一度登校しないか?】とのことで登校を再開した時期がありました。
しかし、登校して現実を思い知らされたのは親ではなく私でした。
大げさに守るからといったのは上層部だけで、教科担当の先生などは見て見ぬふり。
先生は私を“授業の邪魔になる厄介者”扱いでした。
それに1度不登校になった人間がまた数ヶ月してくると同級生は「なんで来た」となるのは当然のことです。
「早く帰れ」「二度と来るな」と居場所どころかその空間に入ることすら私には許されませんでした。
親には言ってませんがこの帰りに無心で家から離れふらふらと山に登りました。
学校が山に登るふもとで本当に無心に、無意識に死のうとしてたのかもしれません。
結局、幸いな事なのかどうかはわかりませんが、そんな勇気もなく陽が暮れて帰宅したのですが・・・。
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