中学校はテニス部に入っていた。
中学はテニス部で、同学年でも上下関係が激しかった。
下手な人は下。
上手い人は上。
だから、下は上に逆らえない。
何も逆らわなければ辛いけど、それ以上辛くはならないから我慢した。
そして慣れた。
高校は陸上部に入っていた。
高校は全国大会常連の陸上部に入った。
私は素人で入部した。
新しい場所で頑張れるんじゃないかと思って入った。
でも、中学の癖である下の者は上に逆らえないという考えが抜けず、次第に同期にも先輩にも避けられるように。
顧問は気持ちも強く、力のある人が好きであるため私をよく見てない。
先輩も顧問の見方だから、次第に私への目は冷たくなる。でも部活は辞めなかった。
成績に響くと思ったし、辞めた後の部員の目、周りの目が怖かったからだ。
あと、休みもせず週6の部活に通った。休んだら次の日さぼったという周りの目線が怖いからだ。
言わなくても目でわかる。自分の心で勝手に感じる。
大学は音楽サークルにした。
大学に入り、運動はやめた。また、同じ思いをするからだ。あと高校で怪我をしたからだ。
今は音楽サークルに入ってる。
部員とは多分上手くいってる。でも一緒には居たくない。
影で私の悪い部分を話していると思うからだ。
「そうだね」「いいね」「そうしよう」と相手に逆らわなければこれ以上辛い事は起こらない。
でも、相手は自分に心を開いてない、私の事がよくわからないという風に、一線を引いて近づいてはこない。
それか私も近づけない。
家族とたった一人の親友以外の友達はいらない。
人は怖い。必ず私の信じた心を裏切る。そして私は暗く落ち込む。
だったら私はもう心を開かない。
開いた瞬間に心を傷つけられるからだ。
信じたい、でも相手が言った冗談の言葉にもすぐ傷つく。
自分を守るため、家族、たった1人の親友以外の友達はいらない。
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