ゆうさんの経験

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大学生4回生~就職

4年生になり、セカンドオピニオンとしてカウンセリングを受けました。

カウンセリングでは、じっくりと話を聞いてもらい、自分の頭の中も一緒に整理してもらえました。

ですが、カウンセリングは保険がきかないため、多くは通えませんでした。

心療内科受診もカウンセリングも、両親には言わず、バイトも休みがちでお金がなく、どうしようかと相談したところ、次の病院を紹介してもらいました。

何度もカウンセリングを受けてその度にまたあの頃を思い出すのは正直辛かったですが、紹介されたところは時間をかけて話を聞いてくださり、診察も症状を聞いて薬を出すだけの前の病院と違い、症状はもちろん最近の生活の様子や、これからどうしたいかなど向き合って話を聞いてくれました。

 

「統合失調症じゃない。PTSDだよ」と、私が悩んでいる幻聴やストレスはトラウマからくるものだと言われました。

 

初夏、突然アパートに母が来ました。

遊びに来たようでしたが、たまたま自傷行為の傷を見られ、全てを話しました。

泣かれました。

ひとりで抱え込むなと、何度も言われました。

正直その言葉が辛かったです。

抱え込んだつもりはありません。

言えなかっただけで、結果的に抱え込んだ形になっただけです。

でも、母の涙はもう二度と見たくないと、心から思いました。

 

学校の友達は、学校に来ていない私の異変に気づきながら、あえて何も追求してこなかったです。

それが本当に嬉しかった。

友達にも、話せる範囲で事情を話し、また学校に行き、みんなで卒業できるよう協力してもらいました。

「いつでも頼れ!」って言ってくれて、ギュッと固く結んでいた糸がゆるみました。

電車も、友達が一緒に乗ってくれて、話していると声が気にならなくなりました。

 

授業中にフラッシュバックが起きて退室すると、ルーズリーフに「無理すんな!」って書いてある授業の内容が書かれた物を後で渡してくれました。

部活がOFFの日には、ご飯に誘ってくれて1人の時間を減らしてくれました。副作用で動けないでいると、親が地元から来てくれました。

 

みんなの協力なしには、大学も卒業できなかったし、前にも向けなかったと思います。

本当に感謝しています。

 

大学を卒業し、営業職に就職しましたが、仕事中にフラッシュバックが起き意識がなくなり、そのまま精神科病棟に入院しました。

 

ドクターストップとなり退社。

これを機に、自分と向き合うためにも専門学校に通うことにしました。

治療をしながら、バイトをしながら、1年間勉強をし、「社会福祉士」を取得しました。

今でも、DVや幻聴のフラッシュバックがあります。

でも今、虐待やイジメを受ける子どもたちと関わる仕事をしています。

中学生の時、「不登校」を自分なりに考えて、大人になって、陰湿なイジメを受けて、自分の経験を、活かせる仕事をしたいとこの道に進みました。

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