山下真凛さんの経験

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小学校、中学校でのいじめ経験

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私は現在も、いじめの後遺症であるPTSD(心的外傷後ストレス障害)と闘っています。

そして、私は不安の強いタイプの「自閉症スペクトラム」という発達障害があることが最近分かりました。

いじめられていたのは、小学校、中学校時代です。

一番酷かったのは中学校2年生の時です。

真面目に授業を受け、課題も丁寧にやっていた私を先生方はよく褒めてくださいました。

「こんな真面目な生徒は見たことがない」とも言われました。

しかし、それがいじめられる原因になりました。

 

「しゃしゃってる。」

 

その一言でいじめが始まりました。

ノートを捨てられ、教室の外に机を出されたりもしました。

陰口も言われましたが、日常茶飯事でしたのですぐ慣れました。

味方と思っていた先生に相談もしました。

しかし、「社会に出たら理不尽なことは沢山あるからその練習と思って耐えろ」と言われました。

 

そして、私は悔しいので絶対に「学校では泣かない」と決めました。

 

しかし、私がいたら皆が嫌な思いをする。

そう思って死ぬことを考えていた

ちょうどその頃に祖父が脳梗塞になり、植物状態で入院しました。

 

祖父の急変の度に母は涙を流していました。

そんな姿を見て、「私が死んだらどん底に突き落とされてしまう」と思い、絶対に死なないと決めました。

 

と、同時に母が悲しい思いをしないために、いじめのことは絶対にばれないようにしようと決めました。

 

そんな中に私にも味方があらわれてくれました。

それが塾の先生でした。

元気のない私を見て、話を聞いて下さり

「真凛ちゃんが頑張ってること、ここの先生達は皆分かってるから。もし、話してスッキリするなら先生達に話してね。絶対お母さんには言わないから。」

と言ってくれました。

 

一番気にかけて下さっていた先生はノートのはじっこに

「大丈夫。真凛ちゃんはそのままでいいんだよ。」

と書いてくれました。

塾の先生方には今でも感謝してもしきれません。

命の恩人で、感謝の気持ちしかありません。

 

いじめの恐ろしい所は、された人はずっと忘れられないことです。

私は、未だにいじめられていた時の夢をみます。

いじめてきた人達が憎くてたまりません。

 

だから、私はこの憎しみをプラスの力に変えて、塾の先生がしてくれたように、いじめで辛い思いをする人の居場所を作る事を夢にしました。

今は「社会福祉士」と「精神保健福祉士」を目指しています。

 

そして、もっといじめについて真剣に考える世の中であるべきだと思うので、資格をとり、経験なども含めて本を書いて社会に声を発信しようと考えています。

 

いじめは本当に恐ろしいです。

だから、私はその恐ろしい事がない世界を目指して、そんないじめがなくなるように闘い、いじめを撲滅することを決して諦めません。

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